TECHNOLOGY 02レール削正

技術ソリューション

あらゆるレール削正車を
使いこなす

レールテックの
高度な技術と豊富な経験を
多くの鉄道事業者様に
車輪による振動や摩耗でレールの踏面に発生する凹凸は、走行時の騒音や振動の問題を発生させ、レールの寿命を縮めます。これを軽減するためにレール削正が行われます。

ただし、レール削正は施工が適切でないと、施工後数週間でまた悪化して元の状態に戻ってしまうこともあります。

レールテックの施工は、施工前段階から入念な現場調査で綿密に計画を立て、施工中も随時測定を行いながら仕上がりを管理することで、長期間にわたって効果が持続します。

また、レールテックでは複数種類のレール削正車を運用しており豊富なノウハウがあります。

レールテックの高品質なレール削正の技術と、豊富な経験や知識を、他の鉄道事業者様にもご提供しています。
・施工請負
・コンサルティング

御社のレール削正に関するお悩みを、ぜひご相談ください。

TECHNOLOGY 02-01当社所有の
レール削正車
レール削正
レール削正には「グライディング式」「ミリング式」の2つの方式があり、それぞれの方式にメリット・デメリットがあります。
レールテックはどちらの方式の機械も所有し熟知しているので、現場に合わせてベストな方式を選択できます。
グライディング式
複数の砥石で、レール長手方向の凹凸を削る
・扁平、側摩耗レールでも対応可能
・角度、圧力変更が容易でピンポイントで削正可

  • SPENO(イタリア製)
    スペノ社

    動力車と複数の削正車で構成され、用途に合わせて、在来線では砥石を16個搭載した車両を使用、新幹線では2編成の車両を同調運転させ、北陸新幹線では32個、山陽新幹線では48個の砥石を搭載した車両で施工します。
  • 六頭式レール削正車(日本製)
    ヨシイケ科研機器株式会社

    削正車と電源車の2両で編成され、10tトラック2台で陸送が可能な可搬式のレール削正車です。軌間を1,067mmと1,435mmに切り替えでき、狭軌・標準軌どちらにも対応可能です。
ミリング式
チップ(刃)により、カンナで削ぎ落すようにレールを削る
・削正火花や粉塵がほぼ発生しない
・基本的に1回の削正で仕上げができ作業延長が伸ばせる
・施工途中でも作業を終了させることが可能

  • LINSINGER(オーストリア製)
    リンジンガー社

    動力車と作業車で構成され、車両とホイール径が小さいため、急曲線区間での作業が可能で、容易にホイールを交換することができ、仕上げる断面形状を変更することができます。
  • ROMILL(ドイツ製)
    ローベル社

    ミリング車とグライディング兼動力車で構成され、1ホイールあたり512個(左右で1024個)取り付けられているチップはロボット支援により車両上での交換が可能で、1回施工で頭面から最大2mmまで削正することが可能です。
TECHNOLOGY 02-02当社の施工技術
レール削正
レール削正の一般的な施工手順は、「現場調査」→「施工方法の計画」→「レール削正実施」です。
レールテックでは各手順で当社独自の高度な方法を確立しており、施工直後だけでなく3か月後の検査時にも削正の効果が持続します。また、その品質を保証できるよう「施工後の仕上がり確認」「3か月後追跡調査」の施工手順を追加して実施しています。
1 現場調査
一般的な施工
・支障物等の事前調査
・レール状態を目視で確認
+レールテック独自
・現場のレール断面形状を計測機器により詳細に測定
・レール長手方向の凹凸を計測機器により詳細に測定
2 施工方法の計画
一般的な施工
・パス数の設計(1パス=1回(片道)削正すること)
・適用する削正パターンシークエンス
(削正速度・削正角度・削正圧力)の選定
+レールテック独自
・施工方針、施工目標(目標仕上がり断面形状等)を設定
・施工時におけるレール断面形状のコントロールパスを設定

3 レール削正実施
一般的な施工
・施工計画に沿ってレール削正を実施
+レールテック独自
・コントロールパスでレール断面を測定しながら施工
・必要により削正パターンシークエンスを適宜修正し、施工目標断面に仕上げる
4 施工後の仕上がり確認
一般的な施工
・レール状態を目視
+レールテック独自
・測定と分析により施工目標の達成度を確認
(レール断面形状・金属除去量・レール長手方向の凹凸・レール表面の粗さ)
5 3か月後追跡調査
+レールテック独自
・FC側とGC側に車輪が非接触でコンタクトバンド幅が狭いまま維持されていることを、削正痕から確認
TECHNOLOGY 02-03施工請負
レール削正
レールテックでは当社独自の高品質なレール削正の施工請負を承っております。

・現場調査、施工計画の作成
・計画の仕上がり目標を目指した施工
・施工後の仕上がり確認と、3か月後の経過観察
幅広い機械の選択肢
多くのレール削正車を運用しているレールテックのノウハウにより、鉄道事業者様が現在運用されているレール削正車を用いて、最適な施工をいたします。
普段から利用されている機械だからこそ、その施工の違いを見て感じていただくことで、これからのより良い運用に活かしていただけます。

また、レールテック所有の六頭式レール削正車を用いて施工することも可能です。

施工の品質にお悩みがあれば、
ぜひご相談ください。

TECHNOLOGY 02-04コンサルティング
レール削正
レールテックでは、多くのメーカーのレール削正車を導入・運用してきたことで、豊富な機械オペレーティング技術と運用知識を保有しています。
この技術と知識を活かし、新たにレール削正機械の導入を検討されている鉄道事業者様からのご相談を承っております。
豊富な技術と知識で
新しく導入予定の機械の評価や試運転をしたくても、その機械を熟知した技術者がいなくてお困りでしょうか。
運用経験豊富なレールテックがお力になります。
また、新しい機械に合わせた運用の改善もご相談ください。

海外製レール削正車を購入するにあたって、現地(欧州)での海外メーカーとの交渉や、納品までの工程・品質管理、完成検査まで、様々な形でお力添えします。

レール削正車の導入でお困りのことがあれば、
何でもご相談ください。