
人材育成プロジェクト
入社~4年目
各部門の専門能力養成研修
スペシャリスト養成研修

新入社員研修
新入社員研修は、企業人としての心構え、挨拶、躾、電話の対応(実技含む)及び社員としての基本的な知識、技能を教育し特に安全研修(線路内への立入り教育・列車防護訓練・KYT及び触車事故防止)を行う。また集団行動訓練では、白石島にて、グループ行動を、指導講師と新入社員全員が体験実施集団訓練をして、実務能力向上の取組みとしては、実際の線路体験(軌道検測・まくらぎ交換等)で、徹底的に個人指導をして、一人前社員として自信を持って現場に配属する。
4年目までのフォローアップ研修
入社2年目~入社4年目フォローアップ研修は、安全作業意識(KYT等)及び、勤務等に関する知識と、保線の基本的な知識等の振返りを行う。さらに上級資格である軌道工事管理者・軌道検査技士及び機械研修等に求められる知識等の習得を行い、基礎技能の振返りにより技能の定着と更なる実務能力向上の支援を行う教育である。
確認車運転者資格取得講習会
確認車運転者の早期育成を目的に本社、福山新幹線保守基地内及び各軌道営業所にて行う短期集中の研修です。資格取得に必要となる知識や、実務に必要な機械構造、操作を中心に訓練等を実施します。各軌道営業所では実際の作業に出て見習い訓練を実施し入社7ヶ月で資格者として従事可能となります。
レベルアップ研修
構造物の維持管理の技術知識については、各自のレベルに合わせて、専門分野毎に研修を実施しています。そのうちの基礎的な内容については、動画講義をパソコンで視聴するe-ラーニングで習得します。
MTT研修センター
毎年軌道系社員の中から10名程度を選出し、長期間にわたり保守基地内、在来線営業線、各軌道営業所にてMTT新規資格取得講習会を実施します。座学の他、保守基地内で基礎的なMTT構造や操作方法を訓練し、営業線で実際につき固め技能向上を図ります。MTTつき固め操作、機械構造、機械基礎知識、異常時対応能力を修得し、現場の第一線で活躍できるオペレーターの育成に取り組んでいます。
MTTパイロットを育てる「MTTレベルアップ研修」!
MTT操作ができる「オペレーター」から、MTTを自分の思い通りに扱える「パイロット」になるため、保守基地内及び実際に電車の走る営業線上でのつき固め訓練を行います。様々なMTT施工方法やその理論及び機械故障時の対応を習得、計画から施工までの一連の業務と機械知識のレベルアップを図り、安全で乗り心地の良い線路を作るMTT業務のリーダーを目指します。
レール管理学級
レール管理に必要な技能等を有する技術者を育成し、各地区における指導体制を整備すると共に、レール管理業務のレベルアップを図ります。溶接、削正等のレール基礎知識ならびに超音波探傷に関する専門的な知識及び技能を習得して各支店管内営業所にて現場指導の実習を実施し、地区リーダー及びレール管理業務のエキスパートを目指します。
分岐器学級
分岐器の構造ならびに各部の調整方法等、専門的な知識及び技能を3ヵ年で習得します。また、鉄道事業者が保守・管理に苦慮している分岐器の現場調査を行い、調査結果を元に改善点や補修方法等を提案する実践的研修も行います。これにより、現場指導ができる地区リーダーを育成します。
機械研修(機械研修考動館)
機械故障等、不具合事象の情報を現場スタッフと共有し機械検修のレベルアップを図り、故障予防・発見・修繕におけるスペシャリストを育成します。
橋りょうカルテ研修
構造物部門では、鋼橋の維持管理を適正に行うため、橋りょうを診断し、処方箋を記載したカルテの作成ができる専門医を育成します。
レール削正講習
3ヵ年計画でレール削正(スペノ、リンジンガー)のオペレーターの資格取得及び技能の向上を目的に、近畿地区において講習会を実施します。1年目に座学及び基地内の講習で削正理論、機械構造、機械操作について習得し、営業線で見習いとして従事し資格を取得します。2年目以降は1人前として現場作業に従事し、施工結果等から品質向上に必要な課題を自ら考え解決していき、現場の第一線で活躍できるエキスパートを目指します。