レールテック

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継ぐもの リクルート情報

RAILTECH DNA

継承されるスペシャリストの誇り

コンマ数ミリの溶接精度にこだわる匠がいる。
軌道を整備する保守用車の整備に命をかける匠もいる。
スペシャリストの誇りを受け継ぐものたちのインタビュー。

継

RAILTEC DNA 社員インタビュー

構造物部門

自分の一番の武器が“鋼橋を診る目”と言えるように

Q1. 現在の業務内容を教えてください
橋りょうカルテの作成と鋼橋の調査業務の2つを主な業務としています。 橋りょうカルテ作成業務では、橋りょうの至近目視検査を行い、その橋りょうの特徴や今起きている変状、今後の劣化予測や予防保全策を記した橋りょうカルテを作成しています。 鋼橋の調査業務では、測定機器を用いてひずみや変位を測定し、変状の発生原因や対策効果について調査しています。
Q2. 入社前後で感じたギャップがあれば教えてください
何か1つの分野の仕事を専門的にするという部門があることを入社後に知りました。構造物の幅広い知識を持った各調査監理センターの検査技士が鉄道構造物の維持管理を行っていますが、それ以外に技師と呼ばれる方もいます。業務としては各調査監理センターへの技術支援や、現場からの質問への回答などです。地域ごとの特色を熟知している調査監理センターの検査技士と専門知識を持った技師の協力が鉄道構造物の維持管理には必要不可欠です。
Q3. 仕事をする上で大切にしていることは何ですか
現場に出る前の準備です。現場で作業できる時間は限られており、その中でキッチリと業務を行うには事前準備が重要です。現場に着いた後に「入れない」「届かない」「サイズが合わない」となると道具を取りに帰ることになり、時間が無駄になります。そうならないように過去の写真を見たり、その橋りょうに詳しい方に情報をいただいたり、可能であれば現地に事前調査に行き、できる限りの情報を集めて作業が安全で円滑に進むようにします。
Q4. 最も嬉しかったエピソードを教えてください
被災した橋りょうの復旧事業に携わったことです。復旧した橋りょう上に試験列車を走らせ、通過時に橋りょうに異常がないかを測定する業務でした。営業列車ではありませんが、被災して以来の列車走行ということで地元の住民の方々も多く見物に来られていました。設計や施工ではなく維持管理が主な業務ですが、あらためて多くのお客様や沿線住民の方々のための仕事に就いているんだなと感じました。
Q5. これからの夢・目標を教えてください
JR西日本や専門技術者の方々と対等に議論できるようになり、JR西日本側からの発注を待つだけでなく、レールテック側から業務の提案ができるようになることです。また、鋼橋のメンテンナンス業務に興味を持ってもらい、自分のようになりたいと思う社員を増やしていきたいです。そういう人物になるため、また自分の発言に説得力をもたせるためにも資格取得に精進していきます。
私の一日
  • 9:00~

    現場前の準備
    事前にカルテ作成予定の橋りょうを調べます。例えば製作年代が明治と昭和では使用鋼材やディティールが全く違うので、その情報をもとに現場作業に備えます。

  • 22:00~

    カルテ作成業務
    現場では橋りょうに近づき、支点部に異常が無いか、ボルトが弛んでいないかなどを調べます。列車通過時には直接部材を触って挙動を確かめます。

  • 9:00~

    測定業務
    測定機器を設置しケーブルをパソコンにつなげ、ひずみや支点変位を測定します。

  • 15:00~

    測定データの整理
    測定したデータを持ち帰り、データの整理、波形処理、比較検証を行います。なぜこんな力がかかるのかといったことを考えながらデータ整理をしています。

上司/同僚からの
メッセージ

構造物技術部 技師

鋼構造の専門知識を活かし、会社を代表する専門技術者に成長してもらいたい。

彼は2019年5月に鋼構造の専門会社での出向を終え、構造物技術部に配属されました。 現在は鋼橋の維持管理情報を整理した「橋りょうカルテ」の作成業務に従事してもらっています。現場ごとに異なる変状や予兆を細やかな視点で拾い上げてくれます。また、調査時には若手社員に熱心な技術指導をしてくれています。 将来は会社を代表し、若手社員の目標となる専門技術者に成長してくれることを期待しています。

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