レール管理
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レール探傷検査業務指導
レール傷によるレール折損を防止するには、検査のPDCAを適切に回すことが重要です。他社の事務所に赴きレール探傷検査業務の指導を行い、質の高い検査が実施できるよう支援しています。
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溶接破断試験
膨大な数の溶接の品質を確保するためには、非破壊検査だけでなく、サンプリングによる破壊検査も必要となります。溶接の破断強度の測定や破断面の観察を行い、溶接強度の評価を行っています。
鉄道を後世に引き継ぐため、
今の設備の状態を知り、次世代の技術者を育てていく。
最高速度300km/hで走行する山陽新幹線をはじめ、大都市の動脈線路(軌道)や輸送量の少ない地域の在来線まであらゆる条件の線路の品質を確保し安全安定輸送を支えるには、保守のPDCAを適切に回し、軌道材料の診断、さらには保守方法の提案が可能な技術者が必要です。当社ではレール探傷検査業務支援、分岐器診断技術者や溶接技術者の技術者の育成を行うことにより、質の高い軌道保守の第一線を支えています。
高い技術力と専門知識を持った技術者たちに安全で快適な鉄道輸送は支えられているのです。
事業概要
鉄道の安全を創り出す測定技術と各種技術者の育成
線路の状態を正しくとらえ適切な処置を行うためには騒音や振動、応力、変位などのデータを正確に測定することが重要です。プロ集団が沿線騒音、軌道応力、変位などの測定データを提供し、保守に反映させます。さらに、データを駆使して総合的に診断できる技術者の育成を目指しています。
レール傷によるレール折損を防止するには、検査のPDCAを適切に回すことが重要です。他社の事務所に赴きレール探傷検査業務の指導を行い、質の高い検査が実施できるよう支援しています。
膨大な数の溶接の品質を確保するためには、非破壊検査だけでなく、サンプリングによる破壊検査も必要となります。溶接の破断強度の測定や破断面の観察を行い、溶接強度の評価を行っています。
将来の鉄道の安定輸送を支える若手の技術者の育成は大変重要です。特に溶接分野については、技術継承が急務となっています。他社より研修生を受け入れて各種の溶接技術者の育成を行っています。
列車の速度を向上する場合や新しい軌道材料を敷設する場合は、列車走行時の軌道材料に加わる応力が設計値を超えていないか確認することが必要です。レールやマクラギといった軌道材料の列車走行時の応力や変位などを測定し、材料の強度の評価を行っています。
鉄道の運営は、鉄道沿線環境との調和が不可欠です。列車走行時の沿線騒音や振動の測定、音源分析などを行い、鉄道が沿線環境に与える影響を評価しています。
線路設備の状態を正しく把握し、補修方法の提案ができる技術者の育成が急務となっています。机上および現場での指導により、分岐器の不具合箇所を発見し、その原因を特定し、補修方法を提案できる技術者の育成を行っています。